就労移行支援とはなにか?障害者雇用で就職したい人、必見!

障がい者の就労

障害をお持ちの方はなかなか就職しても続かないことが多いと思います。

実務的なスキルやコミュニケーションに自信が持てなかったりするんですよね。

そこで今回は「就労移行支援」のご紹介をします。いきなり障害者雇用で就職してもいいのですが、会社で働く前に実務やコミュケーションの訓練ができれば、なお安心です。

就労移行支援について私の経験を交えながらお話します。

就労移行支援とは?

就労移行支援とは、障害のある人が一般企業等への就労を実現するために、一定期間、生活面や就労面での支援を行うサービスです。

就労移行支援の主な内容
就職活動に向けた支援(職業訓練・履歴書作成、面接対策など)
・職場定着に向けた支援(職場への適応指導など)
・職場見学や職場実習の実施

就労移行支援は、障害者の自立と社会参加を促進することを目的としています。

利用期間は原則2年以内で、利用者の状況に応じて柔軟に対応されます。

就労移行支援を利用できる人、対象者はどんな人?

管理人
管理人

さまざまな障害や事情がある人がいると思います。就労移行支援を利用できる条件を聞いてみましたよ。

Q 障害者手帳は持ってるけど、どんな障害の人でも利用できるのか?
A 身体障害、知的障害、精神障害、発達障害など、さまざまな障害のある人が対象となります。
Q 障害者手帳を持っていないけど利用したい。
A 基本は障害者手帳を持ってる方の利用となっています。自治体の判断により医師の診断・定期的な通院があれば利用可能な場合があります。
Q 一般企業へ就職したい。
A 就労を希望しているものの、就職活動や職場定着に課題がある人が対象となります
Q いままで一般・障害者雇用、どちらも就労経験がないけど大丈夫か?
A これまで就労経験がなく、一般企業等への就労を目指す人が対象となります。
Q 過去に就労していたことがあるが、現在離職している。
A 過去に就労経験はあるものの、離職している人も対象となります。
Q 現在B型作業所に通っているが、就労移行支援を利用したい。
A 福祉的就労(授産施設、就労継続支援事業所など)から一般企業等への就労を目指す人も対象となります。

利用料は?

就労移行支援は福祉サービスの一つであり、利用料金が発生します。

ですが、ほとんどの方は実質0円で利用できます。

就労移行支援の自己負担額は厚生労働省によって定められており、前年の収入によって負担額の上限が決められます。

9割以上の方が自己負担なしで利用されています。

「お金がない」方も安心して利用できます。

就労移行支援の利用期間

就労移行支援の利用期間は原則2年間です。

しかし2年間で就職できなかった場合、

自治体が「就職見込みのある」と判断された方はもう1年間利用することができます。

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管理人

私がいた就労移行支援はほとんどの方が2年以内に就職されていました。

就職できる職種

就労移行支援の求人はほんとうに様々な職種があります。
医療・福祉、卸売・小売などの一般企業は書きれないくらいあり、

学術研究・専門技術・教育・学習支援省庁や独立行政法人や公務員もあります。

私は派遣会社の事務職で就職しました。

就労移行支援の事業所はどこにある?

紹介する就労移行支援事業所は東京・大阪・千葉・神奈川・千葉・埼玉・愛知・兵庫です。

障がいのある方への就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】

就労移行支援を利用してからの流れ

どのようなトレーニング(訓練)をするか

健康管理トレーニング

生活リズムの改善、健康管理の習慣化など。

平日は毎日通うことになるので生活習慣がよくなります。私も昼夜逆転がなおりました。

コミュニケーションスキルトレーニング

対人関係づくり、ビジネスマナーの習得など。

礼儀やあいさつから教えてもらいます。グループワークや他の利用者さんとも話す機会もありますのでコミュニケーションの練習になります。

ビジネススキルトレーニング

PCスキル、事務作業、プレゼンテーションなどのオフィスのトレーニングだけではなく、ピッキングや軽作業のトレーニングもあります。

私がいた就労移行支援ではPC操作・ピッキング・軽作業・電話応対・清掃が主なトレーニングでした。

たまに外で草むしりをしたり、カラオケ屋に行って清掃することもありました。

私は事務系で就職しましたので、事務系で就職すると決めてからはPCの訓練を増やしました。

PCのスキルは多少つきました。ブラインドタッチの練習をしたり、入力が主で基本ですけど、もともとPCが苦手だった私には勉強になりました。

実践的トレーニング

事業所内での作業実習や企業実習など

企業実習では実際に外の会社に行って1日から1週間くらい働きます。

僕が企業実習で行った会社は親切に仕事を教えてもらえました。

企業実習が終わったら評価をつけてもらいますがドキドキです。

就職活動

いよいよ就職したい企業が見つかったら履歴書を書きます。

職員さんも手伝ってくれます。面接の練習もしてくれます。

面接当日は職員さんも同行してくれるので2人で面接を受けることになります。

定着支援

就職が決まっても就労移行支援は利用を継続できます。「定着支援」となって。

定着支援とは?

定着支援とは、新しい環境や仕事に適応するのが難しい人を支援する取り組みのことです。

定着支援の内容
職場や業務内容の理解を深めるための研修や指導
上司や同僚とのコミュニケーションを円滑にするための支援
ストレス管理やワークライフバランスの改善に向けたアドバイス
業務遂行上の課題を解決するための相談や助言
必要に応じて異動や配置転換などの検討
管理人
管理人

職場の上司に直接言いにくいことも就労移行支援の職員さんを通して伝えてもらえます。職場に合わない人がいる等。

就労移行支援では9割の方が0円で利用できます。

本人への支援

  • 職場での適応状況の確認
  • 生活面での相談対応
  • 職場とのコミュニケーション支援

就職して最初の頃は月1回、職員さんが職場訪問をして職場の上司と3人で面談をします。じょじょに2カ月に1回のペースになりました。

就職しても職員さんは相談に乗ってくれました。

職場への支援

  • 本人の状況説明
  • 職場環境の改善提案
  • 職場上司との調整

例えば職場で合わない人や上司がいたら、直接言いづらい場合でも就労移行支援の職員さんを通して相談することができます。

定着支援の期間

就労定着支援事業の利用期間は最大3年間です。

支援開始から1年ごとに、支援の継続が必要かどうかを判断します。

就労移行支援とはなにか、利用してからの流れなど、詳しく説明させていただきました。

就労移行支援を活用し、自分のスキルアップを図りながら就職して、その仕事を継続していけたらいいですね。

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